足利の散歩

米沢薬師の金精様

前日の庚申塔のすぐそばにある米沢薬師。足利と桐生の境界線に位置します。日本三大米沢薬師なんてご大層な看板が出ていますが、とっても小さなお寺です。ここの薬師如来坐像は平安時代末期に造られ、足利市の重要文化財に指定されています。本来ならばコレ…

庚申塔のある風景

60日に一度の庚申の日、身体の中に棲む三尸虫という虫が夜中に天帝のところに自分が寄生している人間の悪口を言いに行くんだそうで、それを防ぐために庚申の日はみんなで集まって寝ずに宴会をするというのが、いわゆる庚申信仰です。起源は中国の道教で、日…

水車のある風景

残念ながら現在、現役で働いている水車は見当たりませんでした。写真の水車もレプリカのようです。 水路の水は意外なほど澄んでいて、大きな鯉や小魚がたくさん泳いでいます。 周囲にはまだ小さな撚糸工場などが残っていて、その機械がガチャガチャと軽快な…

廃墟の教会

小俣駅前にある廃墟。屋根の上に十字架らしきものが残っていて、どう見ても教会です。なかなか趣のある建物だと思うんですが、これだけ朽ちてしまうと再利用は難しそうです。 駅前とは言っても小俣駅自体が殆ど乗降客のいない無人駅で周囲にあまり人通りはあ…

ポストが赤いのは

立派なポストです。 『ひとつの茶碗で宇宙を語れるのは日本人だけだ。』なんてことを言いますが、確かにこのポストの存在感は私の心にグッとくるものがあります。判らない人には、判らないと思いますがw 大体、道路から外れた庭の隅にポストがあるなんて変…

旧小俣郵便局

体力ない私は、やはり山道よりも平らな道を好みます。特に好きなのが、涼しい川べりの道です。だから用水路のある旧街道なんてところは、大の好物です。足利と桐生の境にある小俣の集落には、まだ水車の残る用水路や三角屋根の工場があり、明治から昭和にか…