2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

賀茂神社の石灯籠

永和4年(1378)の銘があります。 とにかくこの賀茂神社は、桐生市でも最も由緒ある神社のひとつです。境内の森は神秘的な雰囲気があり、また裏山には『句碑の道』という格好の散歩コースがあります。宮比講太々神楽や節分に行われる御篝(みかがり)神事も、…

彦部家

彦部家は名門高階家の末裔で足利将軍家の直臣であり、戦国時代の混乱期にこの広沢の地に領地を貰って定着したらしいです。典型的な中世の武士の館として国の重要文化財に指定されていますが、現在でも子孫の方がお住まいになっています。土・日・祝日には一…

ノコギリ屋根の工場跡

その昔、この蛞蝓橋地域で繊維工業が盛んだった頃には、いたるところにノコギリ屋根の工場が建っていました。が、現在では数えるほどしかありません。 最近、こうした近代化遺産を遺していこうという運動が盛んになっています。特に桐生では観光に生かそうと…

椿森の石塔群

渡良瀬川によって足尾山地から浮島のように分断されたアノ山並みのことを八王子山地と言います。その八王子山地と渡良瀬川に挟まれた回廊のような地域は古来より交通の要衝になっていて、ご存知のように現在では国道50号線が走っています。ただ、国道からひ…

米沢薬師の金精様

前日の庚申塔のすぐそばにある米沢薬師。足利と桐生の境界線に位置します。日本三大米沢薬師なんてご大層な看板が出ていますが、とっても小さなお寺です。ここの薬師如来坐像は平安時代末期に造られ、足利市の重要文化財に指定されています。本来ならばコレ…

庚申塔のある風景

60日に一度の庚申の日、身体の中に棲む三尸虫という虫が夜中に天帝のところに自分が寄生している人間の悪口を言いに行くんだそうで、それを防ぐために庚申の日はみんなで集まって寝ずに宴会をするというのが、いわゆる庚申信仰です。起源は中国の道教で、日…

水車のある風景

残念ながら現在、現役で働いている水車は見当たりませんでした。写真の水車もレプリカのようです。 水路の水は意外なほど澄んでいて、大きな鯉や小魚がたくさん泳いでいます。 周囲にはまだ小さな撚糸工場などが残っていて、その機械がガチャガチャと軽快な…

廃墟の教会

小俣駅前にある廃墟。屋根の上に十字架らしきものが残っていて、どう見ても教会です。なかなか趣のある建物だと思うんですが、これだけ朽ちてしまうと再利用は難しそうです。 駅前とは言っても小俣駅自体が殆ど乗降客のいない無人駅で周囲にあまり人通りはあ…

ポストが赤いのは

立派なポストです。 『ひとつの茶碗で宇宙を語れるのは日本人だけだ。』なんてことを言いますが、確かにこのポストの存在感は私の心にグッとくるものがあります。判らない人には、判らないと思いますがw 大体、道路から外れた庭の隅にポストがあるなんて変…

旧小俣郵便局

体力ない私は、やはり山道よりも平らな道を好みます。特に好きなのが、涼しい川べりの道です。だから用水路のある旧街道なんてところは、大の好物です。足利と桐生の境にある小俣の集落には、まだ水車の残る用水路や三角屋根の工場があり、明治から昭和にか…

こけしに似た人たち

龍舞の駅前を歩いていたら、交通安全を叫びながらバス停に並んでいるこけしに似た人たちを見ました。 龍舞という地名は、ちょっとカッコいいので以前から気になっていましたが、今回の散歩中に龍舞の休泊小学校の隣にある賀茂神社の看板に、それらしい記述が…